キャロットクラブ 募集馬レビュー 2018(※9/4追記あり)

シルクに加え、キャロットクラブの募集馬レビューのリクエストもいくつか頂きましたのでこちらに掲載します。

また、ご依頼いただいた馬のみ掲載しており、自分がピックアップした馬をレビューしているわけではありません。
募集時に公開されている動画のみを見てのものになります。

レインデートの17

脚を長く見せる体型でディープ産駒牡馬としてある程度骨格が大きく出ているのが長所でしょうか。筋肉量も程よくそれでいて柔軟性も失われていません。粗を探すなら膝から下がやや硬そうに見えるところと既に完成度が高そうでどれだけ伸びしろがあるのかという所でしょうか。

ミュージカルロマンスの17

こちらは逆に晩成タイプといった体型ですかね。現状としてはトモの関節が緩すぎて何とも言えませんが、造りとしては纏まり型でパンとしてくれば芝マイル前後に適性を見出せそうです。

ヒルダズパッションの17

ヒルダズパッションの仔は上を見る限りみんな完成されてくるのが遅く、本馬も同様に筋肉の締まりがなく牝馬にしてはサイズに恵まれているものの、その割に四肢が細く飛節の折も深め。成長してバランスが整って来ればいいのですが。

サミターの17

前傾姿勢で芝マイル向きの軽やかさは感じますが筋肉が重たくやや華奢にも見える四肢がそれを支えられるかどうか。繋ぎも体型比で長めに映りますので脚元への負担も気になる所です。

ペルレンケッテの17

関節は柔らかくある程度体を大きく使えるので短い距離でということはなさそうですが、筋肉量があり過ぎて動きが重たく感じるのでおそらくダートでしょう。前脚の窄みはこの程度であれば気にしなくとも。

ローガンサファイアの17

四肢が短く詰まった体型ですが手先は柔軟なので芝の短い所で走ってくれそうです。右前の内向が成長と共に改善されてくれれば。

リッチダンサーの17

ハーツクライらしい緩さや前脚の造りなので父が良く出ていると見ていいのでしょうが、節々がゴツゴツしてて筋肉も重たいからかかなり重厚な体型に見えてにしまいます。このまま成長したら多分適性はダートのはず。

クルソラの17

こちらは対照的に芝向きの造り。背中が長く現状かなり緩いのでこのままでは厳しいですが、体型のバランスは悪くないのでトモが確りしてくれば期待できそうです。

フェルミオンの17

立ち姿の時点で右前が内向しているのが分かる通り、前肢の造りに難があって手先が硬くなってしまっていますね。上体はまずまず良さそうなのですがそれとの連動がミスマッチに見えました。ここが改善されてくれば。

コケレールの17

かなり背が高く見えますね。完成度が高い訳では無いので元々四肢が長いのでしょう。軽さを活かして走るタイプでしょうが、曲飛がキツく肢勢も良くないので負担には強くないかもしれません。

ラドラーダの17

緩い筋肉がドッシリと見栄えさせてるのは、ああダイワメジャーだからですね、という感じです。ただ本馬は背中も確りしているので上手く嵌ってくれば期待通りの走りは見せてくれるかもしれません。

ディアデラノビアの17

全体的なアウトラインはディアデラノビアの仔らしくまるっとした感じなのですが、筋肉量がある訳では無いのに造りが重たく見えるのはノヴェリストだからでしょうかね。鍛えられて走ってくるタイプだと思うので、長い目で見守ってあげてください。

クリソプレーズの17

四肢が長く華奢に見える体型。同じ配合での姉達もこういう体型だったのでそれ自体は問題ないかと思いますが、関節が緩慢なのとトモの収縮が弱く見えるのが気になる所です。

シェルズレイの17

おそらく右の膝でしょうか、前が硬いので怪我が気になるところですが、四肢のバネ感や体型的なバランスが良く軽い走りを見せてくれそうな印象です。

シンハリーズの17

体のサイズはやや小柄な部類に入ると思いますが、筋肉や関節が柔軟でしなやかなのでそれ以上に大きく見せてくれますね。膝の位置や繋ぎに不安があり脚元への負担は気になりますが、姉妹同様の期待は持てると思います。

ヒストリックスターの17

柔軟性と程よい硬質さを兼ね備えた動きで体型のバランスも良く、かなり高いレベルで纏まった馬に見えました。この動画を見る限りではこれといった欠点が無かったです。

シーザリオの17

上半身に比べ下半身が貧弱で背中からお尻に掛けて力感が無いのが成長してどこまで確りしてくるか。シーザリオの仔としてはスケール感に欠けるように感じました。

アルテリテの17

かなり緩い造りのハーツクライ産駒なので完成されるまで時間は掛かるでしょう。ただ可動域が広く緩い中でも手先や関節の強さは感じますので、良い方に成長してくれれば。

アヴェンチュラの17

これがエピファネイア産駒の良さなのかドッシリとしているのにも拘らず重たさを感じないパワフルな造り。ただ前脚がどうでしょうか…。脚さえ持てば。

ピュアブリーゼの17

バランスの良い体型でこれといって欠点は無さそうですが筋肉はボテっとしているので俊敏性には欠けるかもしれませんね。纏まりの良さを活かして走るタイプかもしれません。

トゥザレジェンドの17

関節がゴツゴツしていますしトモも硬いのでダートでしょうか。右前の造りにかなり難があるようなので怪我に気を付けてもらいたいですね。

スネガエクスプレスの17

骨量豊富でかなりの大型馬に育ちそうですね。ただ、四肢の捌きは柔らかく見た目より重苦しくないので芝でも走れるかもしれません。

※(9/4)追加で依頼頂いた分です。

アディクティドの17

厚みのある体型で骨量も豊富。関節はやや硬めでパーツ構成からダートが合うのではないでしょうか。これからどんどん大きくなりそうな気がします。

フロアクラフトの17

前肢がX脚気味で肢勢には難ありと言ったところなのと、背腰や股関節が明らかに緩くここらが確りしてくればという感じでしょうか。前後躯の構造的には大きな欠点は見られないので成長次第といった印象です。

キューの17

トモが固く特に飛節の造りがよくないのか全体的にモッサリしているように見えます。両前肢の繋にも違和感があり、これは今後どうなっていくのか注視したいですね。

イグジビットワンの17

四肢をスラッと見せる薄手のダイワメジャー産駒。ただただ筋肉が薄いというよりかは皮膚が薄く見えますね。背中からトモに掛けて緩いのでこの辺りがピリっとして来れば芝で切れのある走りを見せてくれるかもしれません。前肢が明らかな内向なので脚元との闘いでしょうか。

マルティンスタークの17

ブラックタイドは骨格が確りとした馬が多く本馬もその例に漏れない造りとなっているようです。ただ、その割に四肢が短く見え構造的にやや窮屈な感じも。体が柔らかいうちはいいのですが肩や胸に確りと筋肉がついている所を見る限り、年齢を重ねていくとともに活躍の場は絞られていくかもしれません。

サンブルエミューズの17

パワフルな造りなのですが、背中が長く直飛節なので走りがかなり淡泊になりそうな体型をしています。長短所がハッキリとした分かりやすい馬だと思うので、それに合わせた育成やレース選択をしてくれればこの馬のポテンシャルは活かせそうです。

サトノジュピターの17

ルーラーシップ牡馬にありがちなゴツゴツした感じは無く、柔軟性に富んだ造りで筋肉もしなやか。やや外向気味な程度で目立った欠点も少なく、背腰が確りしてくれば芝の中長距離でいい走りを見せてくれそうな期待が持てます。

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シルクホースクラブ 2018年 募集馬レビュー

お久しぶりです。
複数の読者の方より「シルク募集馬のレビューをしてほしい」とのご要望がありましたので、その馬たちのレビューをこちらに掲載いたします。

ご要望いただいた馬のみ掲載しているだけですので、全てを見て気になる馬だけピックアップしているということではありません。
また、毎度の注意書きではありますが、自分は某岡田総帥のようにイギリスダービー馬を見抜く優れた相馬眼があるわけではないただの競馬好きです。市井の競馬好きの一意見として、電車の中吊り広告を見るような感覚でご覧いただけたら幸いです。

モシーンの17
フェアリーSを勝った全姉の募集時の姿を忘れましたが、たぶんこんな感じの纏まり型だったはず。体の大きさの割に骨が太いように見えるのでまだまだこれから肉付きがしっかりしてくるでしょう。そういう意味では遅咲きになるかもしれません。欠点が少ないのが長所ですが、突出した強みが見えないので成長してどう変わってくるかに期待という印象です。

ピラミマの17
ピラミマの仔って大柄に出ることが多い気がするのですが、この馬はかなり細くて小さいですね。前後躯共にかなり頼りなく、立ち姿はまるで小鹿のようです。ただ歩かせると股関節や手先の柔軟性に富んだ動きを見せてくれますね。骨格から体が大きくなることは無いと思いますので、運動神経の良さでどこまで。

ルシルクの17
後躯が高く他の馬と比べてもまだまだ成長途上なんだろうなという気はするのですが、それにしてもトモが頼りなく見えます。四肢がグラグラなのも成長とともに改善されてくるのでしょうか。体つきはこれといって特徴が無い箱型ですかね。

サロミナの17

骨太で重苦しい体型なのはきっと胴伸びの割に背が低く足が短く見えるからでしょう。絞れて来れば芝でも走れそうなので、堀厩舎マジックでどのような馬に変わるか注目ですね。

フラニーフロイドの17
胴が詰まって背中が短い割に足は長めなので腰高でアンバランスな体型。まあこの辺りは成長とともに解消されるでしょうか。ダイワメジャーらしい厚ぼったい筋肉で鍛えられていい方に変わってほしいのですが、左前脚が内向気味で前肢の安定感に欠ける歩様からパンとしてくるまで時間は掛かるかもしれません…。

ローマンエンプレスの17
ロードカナロアはこういう馬も出すから面白いですよね。というか、牝馬はこういう馬の方が多いのかもしれません。軽めの構造なのですが四肢は確りしていて柔軟性に富んだ造り。前の膝が被り気味なのは気になるところです。

アイムユアーズの17
骨格に見合った筋肉をしっかりと纏ったオルフェーヴル牝馬。個人的には皮膚の厚ぼったい感じがアイムユアーズっぽいなあという印象です。四肢がそれぞれ狭窄気味で窮屈になっているので削蹄でどこまで修正されてくるかでしょうか。

アドマイヤセプターの17
背中が長い割に股関節が固いので血統背景とは裏腹に芝だと意外と瞬発力負けしそうな造りに見えます。まあ天下のノーザンファームさんなので、こういう馬でも育成が終わるころには別馬のようになっていることが多いので杞憂なんですけどね。

カリの17
なぜ神様はカリの仔の繋を立ててしまうのでしょうか。いくらノーザンファームさんの装蹄師さんが素晴らしいからってそんないたずらはひどいのでは。お尻の形がキズナに似てる気がしました。

マザーロシアの17
背が低いのでかなり小さく見えますが骨量はあるので華奢ではないですね。前肢の曲がりもダート馬と割り切れば問題ない範囲でしょうか。トモが前に入りづらい構造に見えるので、成長してどこまでという印象です。

ボシンシェの17
上体は良いものを持っているのですが、肩を回して着地しないといけないくらい右前脚がかなり外向していてかつ繋が固いのか、かなり突っ張った動きになってしまっていますね。ここら辺りがどれだけ改善されてくるかでしょう。

ミュージカルウェイの17
手先や飛節が確り利いた動きが出来ていますし、見た目的にはほぼ欠点が無い馬だと思います。ディープインパクト産駒らしい馬ではないでしょうか。重箱の隅をつつくなら、左前が内向していて歩様にも影響していますね、まあノーザンファームさんの(以下略

リアアントニアの17
先ほどのミュージカルウェイを少し硬くして詰まらせたような感じで、馬の方向性としては同じような感じだと思います。

ブラックエンブレムの17
細くてかなり華奢ですね。ブラックエンブレムは小柄に出る種牡馬だと分かりやすくサイズに出るようで、この馬も例外では無さそうです。特に悪い所はなさそうなのが長所でしょうか。

ペンカナプリンセスの17
ペンカナプリンセスの仔は前肢に難がある馬が多い気がしますが、本馬も繋や肩が固くせっかく容量あるトモの推進力が十分に生かしきれないのではという懸念があります。

メジロアリスの17
ダイワメジャーらしく筋肉量あって関節がかなり緩くトモが間延びした動きになっているようです。箱型で距離は短い所を主戦場とする馬に育つでしょうか。成長して締まりが出てくれば。

シーイズトウショウの17
動画が始まる前の立ち姿は素晴らしいと思ったのですが、飛節やトモの関節が軟弱なのか前で後脚を引っ張るような動きに見えました。左前脚の肢軸もズレているようですしこれはノーザンファームさんの(以下略案件ですね。※

ルージュクールの17
程よい筋肉を纏ったロードカナロア産駒。手先がフワフワしているのはたぶん膝が内向きに付いていてo脚だからでしょう。繋も長く寝気味なので脚元がパンとしてくるまでには時間が掛かるかもしれません。

タイタンクイーンの17
前後立派に見せる分、やや手先がシャープですね。牝馬なので気にしなくてもいいかもしれませんが四肢比で若干胴が詰まり気味。

ベッラレイアの17
四肢は細くないのですが上半身が薄く体型としてバランスが悪く見えます。トモの造りは悪くなさそうなので背腰が確りして前躯に身が入ってくればという印象です。

ディープストーリーの17
エピファネイア産駒ですかかなり小柄ですね。ただ骨格は確りしていてトモを確り動かすだけの運動神経がありそうなのがこの馬の長所でしょう。両前が外向ですがノーザン(以下略

プチノワールの17
どっしりとした立ち姿から重苦しさは無く、動かしても柔軟で力強さもありブラックタイドの良さが確り見て取れる馬に思えます。

※ノーザンファームさんの(以下略案件…素晴らしい環境・人材を揃えたノーザンファームさんの馴致育成技術に掛かればどんな馬でも良駒へと成長を遂げること。

隅田川POG 2017-2018指名馬ふり返り

ダービーが終わりましたので振り返りでも。
(指名理由記事はこちら→隅田川POG2017-2018指名理由など)

1位 母シャンハイロック 父スクリーンヒーロー 馬名:ジェネラーレウーノ 厩舎:矢野英

先日の記事で書いた通り。「この馬主さんのノーザンの馬は友道厩舎に預けられることが多く、セールの時に吉田勝己さんが(本馬を)絶賛していたのに、なぜ友道厩舎ではなく矢野厩舎なのか」と鑑定士が言ってて一抹の不安も。

友道厩舎だったらダービー馬でしたね、というのは冗談です。セールで良く見えた馬が重賞勝ってくれたので個人的には満足。

2位 母レッドファンタジア 父ディープインパクト 馬名:レッドベルローズ 厩舎:鹿戸
当初言われていた通り晩秋デビューとなるもクラシック戦線には乗ってくれました。ミモザ賞が良い競馬だったのでフローラSも期待しておりましたが、距離が長かったようですね。

3位 母メジロジェニファー 父ダイワメジャー 馬名:ロジスカーレット 厩舎:国枝

ダイワメジャー×ホワイトマズルというラーメン二郎の油マシマシみたいな字面なのに450キロも無いらしい。新種のダイワメジャー。

新種のダイワメジャーは未発見でした。

4位 母ギャビーズゴールデンギャル 父ディープインパクト 馬名:ダイワギャバン 厩舎:菊沢

馬体見たらダートっぽい筋肉してたけど気にしない。

やはりジリ脚ホースでしたね。。

5位 母イストワール 父ルーラーシップ 馬名:ナラトゥリス 厩舎:加藤征
今年はルーラーシップ牝馬が熱いということでチェックしており、リリーノーブルやテトラドラクマなどの活躍馬が出てきてくれたので見立ては良かったとしましょう。関東馬限定とはいえ小西厩舎のテトラドラクマを指名するのはさすがに難易度高いっす…。

6位 母ポジションリミット 父ディープインパクト 馬名:ミッキーポジション 厩舎:菊沢
菊沢厩舎に去年くらいの飛躍を期待していたのですが、流石に去年程の馬は揃っていなかったようですね。。この馬自身はダートで2勝して青葉賞まで駒を進めてくれました。

7位 母ジーントウショウ 父ヨハネスブルグ 馬名:トーセンクロノス 厩舎:小笠
8位 母アースリヴィング 父ハーツクライ 馬名:シネマソングス 厩舎:小笠

関東馬限定とはいえなぜ小笠厩舎を2頭も指名してしまったのか。

3歳馬が26頭中3頭しか勝ち上がっていない(3頭とも未勝利勝ちのみ)という厩舎から2頭もチョイスしておりました。ただ、小笠厩舎の本当の力はこんなものじゃないはずです!もちろん、もう指名しませんが。

【総評】
関東馬限定で約100頭が選ばれるという過酷なドラフトの中、堀・藤沢厩舎など関東のいわゆる一流と言われる厩舎を指名しない縛りというテーマで選んでみたのですが、個人的にはそれなりに満足のいく結果を各馬が残してくれたシーズンとなりました。ただやはりテトラドラクマやプリモシーン、2冠馬アーモンドアイなど関東馬におけるノーザンファーム天栄の影響は大きいなあと感じましたので、今年は素直に天栄で育成・調教された馬たちを狙っていこうと思います!!