シルクホースクラブ 2016年募集馬レビュー 関西馬篇

シルクホースクラブの募集馬レビュー関西馬篇をアップしました。
そういえばシルクはエイシンフラッシュ産駒の募集がありませんでしたね。
エイシンフラッシュ好きとしては一頭でも多くの産駒を見たいのですが…

シルクホースクラブ 2016年募集馬レビュー 関西馬篇

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シルクホースクラブ 2016年募集馬レビュー 関東馬篇

シルクホースクラブの募集馬レビュー関東馬篇をアップしました。

シルクホースクラブ 2016年募集馬レビュー 関東馬篇

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“NG厩舎”について

一口馬主をされている方であれば一度は耳にしたことがあるはずの言葉”NG厩舎”
「その厩舎で募集されている馬には出資したくない」という意味を持つ言葉だと認識しています。

このNG厩舎、なんでNGなのかを理由を聞いてみると「使い方がイマイチ」「○○○(馬名)を勝ち上がらせてくれなかった」等、ご自身が出資された経験を通じてNG厩舎となるようなことが殆ど。あるいは、自分は出資したことが無いけどその厩舎に出資したことがある人がイマイチと言っていた…のような人伝で聞いた厩舎の評判などでしょうか。記事を書く前に、”NG厩舎”や”ダメ 厩舎”など厩舎に対するネガティブなワードで検索して色々調べてみたのですが、やはり一口馬主をされている方の記事が多く引っかかりました。

一口馬主をされている方々からすると、厩舎に対する見方は我が子を学校に預けるような感覚に似ているのかもしれません。クラブを通じた日々のレポートなどから、寵愛されているような感覚が得られたリ、その馬に対して厩舎の方々の懸命さが読み取れれば不満足と感じる人はいないでしょう。面談や見学、参観などで先生や学校の雰囲気がいいと感じられ、子供が毎日イキイキと学校に通っていれば不信感を覚える親御さんはまずいないでしょう。

逆に、子供が学校へ行きたがらなくなったり、もっと踏み込んで自分の子供が学校の先生から嫌われていて、他の子供と差別されているような事が分かれば、きっと先生や学校に対する不信感が募るはず。しかしながら一口馬主は学校と異なり、圧倒的に情報が少ない。つまり、なぜ出資馬が不公平を受けているのか正確な理由が分からず不明瞭であることが殆どなのです。

よく分からないのにNGなのは勿体ない


食べログというサイトを知らない方はいないでしょう。視覚的に分かりやすいそのお店の基準「星」によってランク付けされており、口コミや写真などからユーザーはそのお店の情報をある程度得ることができるというとても役に立つサイトです。
ただ、このような口コミサイトの情報には決定的な問題点があります。それは、「趣味や嗜好は人それぞれ異なる」という点です。何をもってそのお店を評価するのか、星を付けているのか、レビューを書いているのか人によって評価軸となる基準が大きく異なります。

たとえば、日本的などろどろっとしたカレーが好きな人がインドカレー屋さんに行っても「美味しい」とはあまり思わないはず。それがそのまま「あまり美味しいとは思わなかった」という言葉でレビューにあったら、閲覧者は言葉の印象に引っ張られてしまいがちです。でも美味しくなかった理由が料理として美味しくないのではなく、レビューを書いた人の嗜好に合わなかっただけであったらどうでしょうか。インドカレーが好きな人がレビューにあった「美味しくなかった」という言葉に引っ張られそのお店の味を味わえないのは不幸ですよね。

「よく分からないけど他の人がNGと言ってたから…」という理由でNG厩舎にしてしまうのはとても勿体ない。その人が何を理由に、何を前提にしてその厩舎をNGと言っているのか。更にそれは一出資馬だけを通した見方なのか、個人的な都合や根拠のない思い込みが排除されているものであるのかを考える必要があるでしょう。

なるべく客観的事実や観察から考えてみる


という当たり前の理由なんですが、NG厩舎を考えるときにこれが一番重要なんではないかと思います。
今年のダービートレーナー友道康夫厩舎の過去10年の成績を見てみましょう。
(※データはnetkeiba.comより)

フレンドロード

ほぼ毎年のように重賞馬を輩出、G1馬も何頭かいて成績も安定していて成績的には素晴らしい厩舎です。今年ダービーも制して益々勢いに乗ってくるでしょうか。
ただ、ダートの勝ち数が少なく、そもそも出走数も少ないようです。芝の重賞レベルでは何頭もいるようですが、ダートでオープンまで行ったのは数頭でムスカテールの川崎記念2着が最高の成績。そのようなことから、

・ダート馬であっても芝のレースに出されてしまうかもしれない(だから芝の方が出走回数が多い?)
・ダート馬を造るノウハウがあまりないのかもしれない(だからダート馬より芝馬の方が大成している?)
・友道調教師が芝馬が好きだからそういう馬ばかり入厩している(芝馬の方が贔屓されそう?)

と言うようなことが考えられます。これらはあくまで推測なんですが、数字を元にした考察ですから個人的な都合や嗜好は排除されたものに近い考えになっているはずです。(3つ目のは妄想に近いですが…)
さて、このような友道厩舎ですが、仮にダート1000万クラスレベルのダート馬がいてその馬に出資したらどうでしょうか。期待したような成績を残してもらえず、回りには一流馬が多いので出走機会にもあまり恵まれないかもしれません。そうしてその馬を通じて見た友道厩舎は”NG厩舎”になってしまう可能性が高いのでは? 

次に関東のホープ高柳瑞樹厩舎を見てみましょう。
(※データはnetkeiba.comより)

高柳厩舎

開業6年目で今年ヴィータアレグリアが重賞勝ち。関東でそれほどノーザンFの馬ばかり入厩しているわけでは無いと考えればなかなかの成績を残している厩舎ではないですかね。そんな高柳厩舎ですが、さきほどの友道厩舎とは逆で芝よりダートの方が勝利数が明らかに多いという偏りのある成績となっているようです。成績としての数字はいわずもがなですが、高柳厩舎の馬はパドックを見てもダート馬らしい体格や筋肉の付き方をした馬が多いという印象があります。つまり、

・芝馬であってもダートのレースに出されてしまうかもしれない(だからダートの方が出走回数が多い?)
・芝馬であってもダート馬のような作りになってしまうかもしれない(芝馬を作るノウハウがあまりないのかもしれない?)
・そもそも高柳調教師がダート馬好き(芝馬は放置されちゃうかも?)

と言うようなことが考えられます。ディープインパクト産駒でクラシックを目指せるつもりで出資したのに、気が付いたら関東オークスに出走していた!(それはそれで凄いやん…と思いますが)ということがあって、その馬を通じてその人から見た高柳厩舎はNG厩舎になってしまう可能性が…

厩舎はいろいろ 馬もいろいろ


という島倉千代子理論になってしまうのですが、厩舎はいろいろ、馬もいろいろという前提がまず第一。
例にあげた芝ダートだけでなく、距離の長短や特定の競馬場に対する成績の偏り、数多く使う厩舎や出走数が少ない厩舎、牧場(外厩)との相性などなど、その厩舎の特徴となる要素は様々。馬もまた様々な能力や特性を持っており、そこに大きなミスマッチが生じたらおそらく馬の素質というのは開花されないでしょう。
野球選手になりたいのなら、サッカーが強い学校でグラウンドの片隅でしか野球の練習が出来ないような学校では無く、野球する環境が確りと整った学校に行った方がより望む道に近づけるのと同じですね。

厩舎

ということで


ご自身が出資された数頭だけの経験やほかの人から聞いた話だけで”NG厩舎”としてしまうのはもったいない。その厩舎にどんな特徴があって、どんな馬が合うのか(大成しているのか)を調べたり観察し、過去の経験や人の話はそもそもミスマッチでは無かったのか、逆にその厩舎のことをNG厩舎では無いと言っている人はなんでそう言っているのかなどなど、情報のバランスを取って判断していった方がいいんじゃないかなあという話でした。美味しいかもしれないカレーを人から美味しくないよと言われて食べる機会を逃してしまうのはもったいないですもんね。

数字上としてのデータだけでなく、パドックなどで実際の馬を見て(もちろん映像でも良いです)、厩舎ごとの縦軸で馬の造り方を比べてみるのも面白いですよ。外厩全盛の時代ですが、調教やカイバの配合などでしょうかやっぱり厩舎ごとに馬の造り方って違いますからね。それぞれ特色があります。一口馬主としてはリストから募集馬を選ぶことしか出来ないわけですから、出資しようとしている馬がその厩舎の色に合うかどうかを考える、そもそも厩舎の色ってどんなのかな?というのを考えるのも楽しみの一つではないでしょうか。