マツクニ流

以前あめすぴさんから「面白い動画がある」と聞き見たやつなのですが、youtubeがいつ無くなるかわからないので纏めておきました。(ここに貼ってるのはその中の一つで、”レッドグロリアA”から”レッドグロリアE”まであります。)


・長躯短背というものもできてますし、構造的な不安は無いです。
最後に「師」のつく人間の定期チェックによって痛い所を作らずトレーニングの予測に繋がる。そういった一つ一つのことが大きい夢に繋がる。


・自分たちが馬主さんに勧めるときは、教科書の形として出てくるのマイルの形。長距離になってくると首や胴、脚がもっと長く緩くなって、それが上手く行った時にはクラシックディスタンスで対応できるんですが、ゲートをスムーズに出て最後まで収縮して気力を活かすのはやはりマイルのような距離が望ましい。(このことに関しては取り上げられているレッドグロリアのことを述べているのか、それとも自分の好みを述べているのか不明。)


・乗り役が言う「背中がいい」というのは、腰の繋ぎ(腰接)が動くこと。この稼働域が大きくなってくると後ろの脚が前に入るので、全体を使った動きになる。この稼働域が狭いとどうしても前(前躯)だけで走る形になってしまう。やはり馬と言うのは、後脚の深い踏み込みに対して前を遠く大きく出す(のがベスト)。それには肩(肩甲骨)の傾斜角も重要で、これがある程度寝ていないと、せっかくトモが大きく踏み込んでも前が出ない。(腰接など骨格の構造)自分達はこういった構造はいじれない。いじれないけど人工治療でどうにかできる。それは(背中に)ショックウェーブ(注:1)をかけて、背中に衝撃を与えること。そうすると腰接に痛みが出るので、またそれをショックウェーブで痛みを取る。そうすることで背中の良い馬になる。


・いまはトモを使ってるので、トモに疲れが出る。トモに疲れが出ると言うのは調教をする者にとって喜ばしいこと。なぜならそこを使わせるようにトレーニングしているから。それを今度はどのように手を掛けて疲れを取り除いてやるか。疲れてることに対して(それを取り除いてやることで)痛くないと馬が思うなら、それを今度は馬は面白がって走るようになる。馬はどこか痛いとか不安に思ってると、そこを使わないで走ろうとするんで、色んなところに不具合が出てくる。だから人間側から人工治療(ウォームアップ、クールダウンを含む)を行って血流を良くしてあげれば、馬は良くなる。


松田国英厩舎と言えば「マツクニ流」とも言うべきほぼ全馬特徴的な馬体をした馬を作り上げることで知られていますが、他厩舎と明らかに馬体の造りが違うので「どんなものを食わせたらあんな馬体になるんだ?」とか、有力馬で怪我が目立つので「調教のし過ぎではないか?」と邪推されてしまう所があったりします。しかし食べ物で栄養コントロールは可能でも、その程度であれだけ馬体に差異は出ませんし、怪我に関しても話を聞く限りではむしろ保全予防策を万全に行ってるように思えます。ああいった特徴的な馬を作り上げる要因は、動画で述べられているような「筋肉を付ける為の効果的なトレーニング」を施しているからなのでしょう。坂路一辺倒や平地一辺倒ではなく、鍛える箇所により適切な運動をさせることで効率的な調教を施されているように感じます。

個人的には、ショックウェーブを治療だけではなく筋肉組織の成長を促す意味で使われているというのが初見で興味深かったです。ショックウェーブは疲労回復を促すためにだけ使われているという認識だったので。まあショックウェーブと一口に言っても、人間でも筋肉の炎症を解くのに接骨院なので行う電気治療から、アブトロニックのように電気刺激で筋肉細胞を刺激するものなど色々あるので、馬もそれと同様と考えたら理解はできるのですが。

あと話を聞いてると、勝てる厩舎(重賞やG1というレベルでは無く、未勝利・500万レベルをしっかり勝てること)というのは、馬を競馬に対して前向きさせることが上手であるというのが感じ取れます。能力(馬体の基礎が優れている)があっても、競馬場に出るまでに競馬に対して嫌悪感を抱かせるような調教を施していては体を使わなくなりますから。

(注1;ショックウェーブ…馬に施す電気治療。詳しくは→馬を支える治療器具

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